海外ではモダンマクラメが流行していますが、ここ数年、日本でもマクラメジュエリーなどのアクセサリーやマクラメタペストリー、マクラメプラントハンガーなどのインテリアが流行しています。
Stella Sea Fibersでもマクラメロープを販売しているのですが、マクラメ編みで使うロープの種類と使い分けについて、よく聞かれるのでまとめてみました。
マクラメロープの種類
マクラメに使うロープの種類は沢山あるのですが、その中でも代表的なものをピックアップしてご紹介したいと思います。
3本撚りマクラメロープ
タコ糸、三つ打ち、綿ロープとも呼ばれます。
最もポピュラーな3本撚りのロープです。
綿で出来たロープなので、柔らかくて吸水性があるため染色することが出来ます。
天然繊維なので、土に還るため環境に優しいです。
ただ、現在流通している綿ロープは、化学繊維が混ざった綿ロープがほとんどです。
純綿100%と記載してある綿ロープが、化学繊維の混ざっていないロープです。
3本の撚りをほぐしてフリンジを作ると、ウェーブのかかったフリンジが出来ます。
Stella Sea Fibersの3本撚りマクラメロープは、日本で製造されていて、素材にもこだわって販売しています。
全て純綿なので、染色も可能で、土に還るため環境にも優しく、また赤ちゃんのお肌にも優しいマクラメロープです。
Stella Sea Fibersの3本撚りマクラメロープはこちら
1本撚りマクラメコットンコード
海外でよく使われているのが、1本撚りマクラメコットンコードです。
3本撚りマクラメロープとの違いですが、3本撚りマクラメロープは3本のストランド(糸の束)で撚られており、その名の通り、かっちりとしたロープなので強度に優れています。
1本撚りマクラメコットンコードは、1本のストランドを撚っています。
甘撚りのため、触り心地は非常に柔らかくて気持ちが良いです。
Stella Sea Fibersで販売している1本撚りマクラメコードは、Stella Sea Fibers完全オリジナルです。
私が太さや撚り具合などこだわって日本の工場で作ってもらっています。
純綿なので、染色も可能で、土に還るため環境にも優しく、また赤ちゃんのお肌にも優しいマクラメコードです。
しっとりとした触り心地で、コームで丁寧に時間をかけて梳かすと、ふさふさでサラサラの真っ直ぐなフリンジが完成します。
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16打ちマクラメコットンコード
16本のストランドで構成された組紐コードです。
表面が滑らかで、芯なしのため中は空洞になっている柔らかいコードです。
Stella Sea Fibersで販売している16打ちマクラメコードは、2種類あります。
モダンエアリーコットンコードと、ナチュラルエアリーコットンコードです。
モダンエアリーコットンコード
16打ちのシンプル、モダンなマクラメコットンコードです。
純綿なので、染色も可能で、土に還るため環境にも優しく、また赤ちゃんのお肌にも優しいマクラメコードです。
中が空洞になっており、空気が入ってふんわりしています。
ナチュラルエアリーコットンコードよりも編み目が詰まっているので、
より表面が滑らかでモダンな雰囲気です。
とても柔らかいのにしっかりとした作りなので、バッグなどにもとてもオススメです。
ほぐすことも可能です。
ナチュラルエアリーコットンコード
16打ちのナチュラルな風合いのマクラメコットンコードです。
中が空洞になっており、空気が入ってふんわりしています。
表面が滑らかで、触り心地も柔らかく気持ち良いです。
とても柔らかいのにしっかりとした作りなので、バッグなどにもとてもオススメです。
ほぐすことも可能です。
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ワックスコード
マクラメジュエリーでよく使われるのがワックスコードです。
蝋引き糸やロウビキ、蝋引き紐とも呼ばれています。
ポリエステルや綿素材にロウを薄く塗ってある紐で、表面がツルツルで滑りが良く結び目が作りやすいです。
また、耐久性があり水にも強いコードです。
ポリエステル素材は燃やすと蝋が固まるので接着剤を使わずに紐先の処理をすることが出来ます。
メーカーによって、ワックスの量が違うためそれぞれ使い心地が違うのですが、私はいろいろ調べて良さそうだったので、ブラジルのLINHASITA社のワックスコードを使っています。太さは、0.75mmを使っています。
初めて使った時は、ワックスのベタつきに驚いたのですが、使っているうちにそんなに気にならなくなりました。
柔らかくて結びやすくて結び目も綺麗に出ますし、初心者の方にもオススメです。
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マクラメロープの使い分けについて
マクラメロープの使い分けについてよくお問い合わせをいただくのですが、1本撚りマクラメコードと、3本撚りマクラメロープの使い分けについてはほぼ好みです。
ワックスコードは、繊細なマクラメジュエリーを作る時に使います。
1本撚りと3本撚りの違いは先ほど説明しましたが、フリンジの見た目だったり、強度面が違ったり、触り心地も違うので、完成する作品の印象も変わってきます。
それぞれの特徴を掴みながら作ってみてください。
ここからはStella Sea Fibersで販売しているマクラメロープとマクラメコードの使い分けについて詳しく書いていきたいと思います。
1本撚りマクラメコットンコード
- 太さ2mm・・・マクラメピアスやマクラメおしゃぶりホルダー、マクラメキーホルダー、マクラメキャンドルホルダーなどの小物系。
- 太さ3.5mm・・・マクラメタペストリーや、マクラメテーブルランナー、マクラメガーランド、マクラメコースターなど。
- 太さ4.5mm・・・太さ3.5mmでも作れる作品で、太めのざっくりした感じで作りたいときにお好みで使う。大きな作品を作る時などにも◎
1本撚りマクラメコットンコードは、コームで丁寧に梳かすとフリンジがしっとりさらさらになり、可愛いです。
有難いことに、このフリンジのファンの方もとても多いです。
太さ2mmでマクラメタペストリーを作る方もいますし、繊細なデザインのマクラメコースターやマクラメマットなら太さ2mmを使う方がデザインが綺麗に出ます。
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3本撚りマクラメロープ
- 太さ1.7mm・・・マクラメピアスやマクラメおしゃぶりホルダー、マクラメキーホルダー、マクラメキャンドルホルダーなどの小物系。
- 太さ2mm・・・マクラメピアスやマクラメおしゃぶりホルダー、マクラメキーホルダー、マクラメキャンドルホルダーなどの小物系。
- 太さ2.5mm・・・マクラメタペストリー、マクラメキーホルダー、マクラメキャンドルホルダーなど。
- 太さ3mm・・・マクラメタペストリーや、マクラメテーブルランナー、マクラメガーランド、マクラメコースター、マクラメバッグなど。
- 太さ3.5mm・・・太さ3mmでも作れる作品で、もう少し太めのざっくりした感じで作りたいときにお好みで使う。
- 太さ4mm・・・太めのざっくりした感じで作りたいときにお好みで使う。大きな作品を作る時などにも◎
- 太さ5mm・・・マクラメタペストリーなど太めのざっくりした感じで作りたいときにお好みで使う。大きな作品を作る時などにも◎
3本撚りマクラメロープは撚りをほぐすと、フリンジがウェーブがかっていて、タペストリーなどとても可愛く作れます。
マクラメバッグなどある程度強度が欲しい作品にもオススメです。
太さは、いろいろ作っているうちに、もっと太めで作ってみようとか、感覚として分かるようになってくるので、はじめにどれを買うか迷ったら、3mmから始めてみるといいかもしれません。
小物系だと2mmが人気で、その他は3mmが人気です。
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16打ちマクラメコットンコード
- 太さ3mm・・・マクラメタペストリーや、キーホルダー、マクラメテーブルランナー、マクラメガーランド、マクラメコースター、マクラメバッグなど。
- 太さ5mm・・・太めのざっくりした感じで作りたいときにお好みで使う。バッグを作るのにもおすすめ。大きな作品を作る時などにも◎
モダンエアリーの方がよりすっきりシンプルな印象で、ナチュラルエアリーの方がカジュアルめな印象です。
お好みや作りたいもののイメージでお選びください。
Stella Sea Fibersの16打ちマクラメコットンコードはこちら
最後に…
いかがでしたでしょうか?
他にもマクラメに使う糸の種類はいろいろあるのですが、まずはベーシックな3種類をご紹介しました。
初心者の方はまず、ぜひ、ベーシックなマクラメ糸でいろいろ作ってみてください。
Stella Sea Fibersでは初心者の方に向けてマクラメビデオクラスを開講して、キットや動画の販売もしているので、マクラメはじめてみたいけれど、自信ないなという方はぜひ、こちらをチェックしてみてください。
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